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コスタリカへ
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今日はコスタリカのサンホセへの移動日。
グラナダからバスでリバス(Rivas)へ行き、そこから乗合タクシーで国境のペーニャス・ブランカス(Penas Blancas)に行って、サンホセ行きのバスに乗るというルート。所要時間は約12時間、ほぼ一日中移動である。



リバスまでのバスはローカルの旧式のもの。チキンバス的な極彩色のカラーリングに、内部はスクールバス使用のシート。
この後廊下も立ち乗り客で一杯になるほど混雑したが、早めに行ったので窓際の席を確保。
治安の悪いニカラグアなのでローカルバスはあまり乗りたくないのだが、選択肢がこれしかなかったので仕方ない。


リバスからペーニャス・ブランカスまでのルートは左手にニカラグア湖と、その向こうに富士山のようなコニーデ式の火山が見える。
風力発電のための風車が何十本と並び、風受けてゆったりと回転している。


国境はだだっ広く、検査のためだろうか、無数のトラックが駐車していた。
南米の麻薬の生産地からアメリカに通じるこの回廊はドラッグの流通のルートなのかもしれず、ニカラグアが厳しい検査をしているのかもしれない(あるいは中米の優等生であるコスタリカが劣等生のニカラグアからの荷物をチェックしているのかもしれないが)。

メキシコの麻薬戦争がドラッグの生産ではなくアメリカへの輸送ルートの利権を巡る抗争であるように、ドラッグの輸送(トラフィック)は、生産以上の利益を生み出すビジネスだ。大国メキシコの政府ですら手出しできない領域で、脆弱な中米の政府達がどこまで本気で取締りを行っているのかは怪しいものだが・・・



サンホセへのバスはひたすら長く退屈で、隣の客と領土の奪い合いをしつつ、寝つつ過ごした。
最近、年を取ったせいか、夜の移動は特に無意味に感じる。


宿はHotel Presidenteという中級ホテル。前日のグラナダのホテルとほぼ同額だが、部屋の広さは4分の1くらいだろうか。
町の中心の便利な場所にあり、バーやレストランも揃っていて特に文句はない。


夜遅く着いたので、夕食を食べるために開いている数少ない店を求めて外に出る。
中米の優等生らしく、街並みはエルサルバドルやニカラグアに比べると大分整然としている。
コスタリカもあまり治安はよくはないのだが、中心部の表通りなら夜でも出歩くことは可能。




夜遅くまで開いていることで知られる、Restaurante y bar Chellesで夕食。
ビールがうまい。

中米旅行記/コスタリカ・ニカラグア旅行記/グラナダからコスタリカへの移動/サンホセ