NY Barの翌日、禁欲生活の終わりを祝ってEleven Madison Parkに行った。
夜は予定があったのでランチだったのだが、ディナーとコースの内容は同じ。店に向かうために家を出ると、生憎の土砂降りでタクシーがつかまらず、久しぶりの地下鉄でMadison Square Parkに移動。
ちなみにこの店はミシュラン3つ星の他、The World's Best Restaurantの2013年版ではNYから唯一Top 10に入り、世界5位にランクインしている。2012年版ではPer Seが6位、Eleven Madisonが10位だったから逆転した格好だ。とはいえ、このランキングはかつてEl Bulliがトップを独走したりコペンハーゲンのNomaが1位に選ばれたりと、味というよりは斬新さとFashionableさを重視しているので、その点割引く必要があるが・・・
ランチはディナーと同様、$195のコースのみ。
皿数は多く、美しく盛り付けられた独創的な料理が次々に出てくる。どれもアメリカとは思えないほど仕事が繊細で、相当手間を掛けていることが分かる。メインのステーキやフォアグラのブリュレ等を除いて、他ではあまり食べたことがないような料理が多いので比較しにくいが、味も文句なし。
接客は丁寧かつ軽妙で、サービスに関してはNYでは最も快適な店の一つだった。
ネタバレになるので詳細は省くが、料理をサーブするときに色々なパフォーマンスや仕掛けがあり、エンタテイメント性も高くて楽しい。但し、一見さんなら楽しめるものの2回目以降の訪問にはどうやって対応しているのか謎。
NYの有名店の中では料理の独創性とエンタテイメント性が高く、若干レイドバックした雰囲気でつい長居したくなる。滞在時間4時間、飲物とチップを入れて1人約$300(おそらく自腹ランチ過去最高額・・・)はランチとしてはかなり大掛かりだが、サービスと料理の内容を考えれば納得感がある。機会があれば是非訪れておくべき店だろう。