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コペンハーゲンで週末を
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試験前なのだが、半ば現実逃避気味にコペンハーゲンに週末旅行に行くことにした。
初の北欧(アイスランドを除く)。北欧は物価が高く小ぎれい→年を取ってから行くべき所、と後回しにしてきた場所だが、そろそろ自分もいい年だし、もういいんじゃないかと。
フライトは直行ではなくオスロ経由。4月も下旬だというのに、オスロの周辺では未だに山々が雪に覆われている。


オスロの空港は現代的な何てことない建物だったが、とにかく何でも値段が高い。
カジュアルなカフェのエビを乗せただけのパンが2000円以上、ビールを合わせたら3,000円以上。
これじゃ普通の収入では生活は厳しかろう・・・と思っていたが、この後コペンハーゲンでも同様の経験をすることになる。


コペンハーゲンの空港からタクシーで市内へ向かう。
滞在したホテルはAndersen Hotel。安易なネーミングだが、Tripadvisorの評価は割と高め。落ち着けるいいホテルだった。

ホテルのインテリアはモダンで若干デザインホテル風。ロビーのエロめの照明とは裏腹に、客層は年齢層高めで至極落ち着いた雰囲気である。部屋はやや窮屈だが必要なものは揃っている感じ。
なお、場所は駅のすぐ南西にあり、便利だが周辺にはいかがわしい店もちらほらある、そんな界隈である。

◆◆◆

実はコペンハーゲンは美食の街として知られる。
The World's Best 50 Restaurantsで1位をキープしているNomaを筆頭に、ハイレベルな店が揃っているらしい。正直、このランキングはファッション性と独創性優先な気がするので、純粋に味がどうなのかは分からないが、とりあえず新進気鋭のシェフが大勢いることは確からしい。

Nomaは勿論予約は取れず、Waitlistでも連絡は来なかったので、元Nomaで働いていたシェフが開いたRelaeという店でランチ。ここも世界ランキングは50位前後で、ミシュランも一つ星である。


店は街の中心から少し離れた若者の街にあり、店構えは飾り気ゼロ。
内部も下北沢あたりのランチ1500円のカフェのようなインテリアで、テーブルクロスなし、カトラリーとナプキンはテーブルの引き出し(!)に入っている。

NYだと、自宅前の料理人がいつも店の前に座り込んで煙草を吸っている中華料理店や、同じくカトラリーが引き出しに入っている韓国料理のDanjiもミシュラン一つ星なので今更驚かないが、それでも相当カジュアルな店であるのは間違いない。


料理は独創的で、どれも今まで食べたことがないようなものばかり。
魚卵を使った料理や肉とジャガイモのスライス等々、素材を活かした変わった調理法のものが多いが、どれも旨い。
白ワインもオーガニックで美味。

店員は物腰が柔らかくプロフェッショナルで、大変満足なランチだったのだが、お会計は1人150ドル。
このカジュアルさと下北のランチ1500円風のインテリアにとらわれていた筆者にとっては予想外だった。
店内には散歩の途中で立ち寄った風情のパーカーを着た子連れ客がいたりするあたり、こちらでは普段使いの価格なのだろうか?


店のある界隈はいかにも北欧らしい、整った街並みが続く。
人気は少なく、気のせいかやたらと横に長い建物が多い。

◆◆◆

ホテルに戻って昼寝をした後、街に出掛けてみた。


駅の周辺は街並みは他とあまり変わらないのだが、南西側にはSex Shop等の店もちょいちょい見かける。多分それほどガラがよくないエリアなのだろう。北欧のイメージからはやや意外だが、ドイツが隣国だと思えば少し納得が行く。


駅前には、ヤコブセン設計で有名なSASホテルがある。
今ではRadisson Bluに名前が変わってしまっていて、Radissonがあまり好きでない私としてはやや残念な限りである。そういえばモスクワのUkraine Hotelも今はRadissonだが、きっと有名な近現代建築ホテルを買収する方針でもあるのだろう。

ロビーはエッグチェアとスワンチェアが並び、ヤコブセン尽くし。東京で使ってたAJ Floor lampもある。
しばし中を探検して建築を堪能。部屋も見てみたいが、古そうなので、見るためだけに泊るのは躊躇らわれる所だ。
外観はただの古ぼけたビルだが、中のデザインは当時の先端を感じさせて味わい深い。


博物館の長い長い列柱。
やはり、1ブロック続くような長大な建物が多い気がする。


市庁舎は巨大かつ堅牢で、行政のための建物というよりは要塞のようだ。
それにしてもヨーロッパでは北に行くほど屋根が尖っているのはやはり積雪と関係があるのだろうか?


時々見掛ける教会の塔も、西欧というよりはロシア風の様式。
サンクト・ペテルブルグで見た尖塔に近いので、バルト海一帯は概ねこんなデザインなのかもしれない。


市内最大の目抜き通りであるストロイエには、西欧のブランドショップの他、ロイヤルコペンハーゲン、Illums、レゴ、Skagenなどのデンマークを代表するブランドの店も並ぶ。目抜き通りといっても歩行者天国で歩きやすく静かで、こじんまりとして平和な雰囲気だ。

普段NYの喧騒の中で暮らしていると、静謐な空気が恋しくなる。
その意味で北欧は理想的なGetawayかもしれない。

デンマーク旅行記:Relaeとコペンハーゲン市内