アメリカの4大スポーツの中で最も地味と思われるNHL。
自分からゲームを観に行く動機付けは限りなくゼロに近いので、同級生の誘いに乗って行ってみることにした。
対戦チームはNew Jersey DevilsとPhilly Flyersで、会場はNewarkにあるPrudential Center。
通勤客に混じり、Penn Stationからアムトラックに乗ってNewark Penn Stationへ向かう。
それにしても、ニューヨークもニューアークもペンシルバニアにはないのにPenn Stationがあるのは紛らわしいことこの上ない。もともとPennsylvania Railroadの駅だった事が名前の由来だが、日本でいえば「小田急線新宿駅」ではなく「新宿小田原駅」や「町田小田原駅」といった駅名が存在するようなものだろう。
試合が始まると、リンクから遠く離れた3階席からのせいか、パックが速すぎて目が追い付かない。
パックは小さい上にスピードも速く、常に視界に捕捉するには相当高度な動体視力が必要なはず。
しかも氷の上を縦横無尽にスケートで滑りながら、器用にスティックを操り必要があり、身体能力的な要求は他のスポーツと比べても非常に高い気がする。
ゲームは5-2でホームのNJ Devilsが勝利。
それはさておき、試合中は観客のガラの悪さに驚かされっぱなしだった。
ブルーカラー風の客層がメインなのはいいとして、野次の下品さが半端ではない。しかも対戦チームのサポーターと喧嘩を始めたりする始末。少なくとも客層は他のメジャースポーツと比べるとかなり微妙である。
帰路はPATHで帰還。
試合が長かったせいで、マンハッタンに帰り着いた時には夜中近くになってしまった。
見上げると、建設中のOne World Trade Centerがほぼ完成に近づいていた。