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Amateur Night
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アイスランドで引いた風邪を押して、アポロシアターのアマチュア・ナイトの初日を観に行った。
アマチュアのエンターテイナーが出場して競うという、戦前から続くアポロシアターの名物で、過去の出場者にはMichael JacksonからLauryn HillやJames Brownまで多くのビッグネームが名を連ねる。日本人では、坂本龍一や平井堅、蛯名健一等もゲスト出演した事がある。




劇場はハーレムという場所からは意外に古風な内装で、アフリカ系の好みらしいbling blingなテイストとも言える。
いずれにせよ、オールドスクールな雰囲気は味があって美しい。





本番のアマチュアの審査が始まる前に、ブーイング禁止のゲスト歌手や子供のエンターテイナー達が登場。
子供&アマチュアと言っても総じてレベルは高い。

本番のアマチュア・アーティストたちのステージもハイレベル。
R&Bの歌のカバーからサックス、ギターの弾き語りやラップ、ダンス等演目は多様だ。
日本人の出場者がWhitney HoustonのI have nothingをカバーしてたが、声が細く、拍手は残念ながら少なかった。






自分の気に入ったアーティストの優勝はならなかったが、黒人が大半を占める客席の拍手・ブーイングの反応は概ね自分の感覚と同じだった。帰り道、風邪でぼんやりする頭でミッドタウンまでタクシーに揺られながら、人を惹きつける才能の普遍性に改めて思いを致す。