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ザンビアへ
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Lilongwe, Malawi

リロングウェから引き続きVictoria Fallsを目指して移動。
今日中に国境を越えてザンビアに入り、首都のルサカまで行く。

朝4時半に頼んでいたタクシーでミニバスターミナルに向かう。灯火が乏しいリロングウェの町はまだ暗闇で睡眠を貪っている。ターミナルにもまだ人気がなく、闇の中でドアだけ開け放たれたミニバスの中で運転手が熟睡中だった。

リロングウェからミニバスで国境の町ムチンジまで移動(3時間)、そこから国境越えてザンビア側のチパタまで行き、更にチパタからルサカまでバス(9時間)というルート。直線距離で700km程度と長距離移動だが、ザンビアに入ってしまえばミニバスじゃなくてバスでの移動になるので楽なことを期待。南部アフリカは南に行くほど発展しているので。

ちなみにリロングウェ=ルサカ間の直行バスも曜日によってはあるが、今回はタイミングが合わず。


早朝のミニバスの中で寝てたらあっという間にムチンジに到着した。適当にシェアタクシーを見つけて国境に向かう。
帰りのフライトがリビングストン発で、ジンバブエ・ボツワナに行ってからザンビアに再入国する予定なので、イミグレではマルチプルのビザを$80で購入。高い。
ザンビアは12年前にもジンバブエから半日入国したのだが、当時は10ドルで一時入国できたのに、時代が変わったのだろう。


チパタは何の変哲もない田舎町だが、道路の整備状況や建物の様子がマラウィより心持ち近代的だ。
バスも汚いながらも普通の大型バスで、鮨詰めミニバスから解放されるのは非常にありがたい。
同じバスに日本人の旅行者がいたので、久しぶりに日本語を話す。

今回の旅行で他の日本人旅行者と話すのは多分初だ。
アフリカ南部にも日本人旅行者がいないわけではないのだが、欧米人と違ってなぜか日本人でアフリカを個人旅行しているのは圧倒的に世界一周系の人々が多く(アフリカだけを旅行する人は少ないんだろう)、彼らはほぼ例外なく安宿やドミや日本人が集まる宿に泊まっているので、中級ホテルを主に利用している私とはかぶらないのだろう・・・・とここまで書いて思ったのだが、昔アフリカで何度か貧乏旅行をした時にもあまり日本人に会わなかったので、そもそも絶対数が少ないのが最大の原因か。それか極端に日本人宿に集まっているのかもしれない(昔から日本人宿は苦手)。


チパタからルサカまでは思ったより遠く、9時間以上かかった。
道中は殆ど爆睡し気付いたらルサカ郊外だった。最近このパターンが多いが、疲れてるのかもしれない。便利ではあるのだが。

ルサカはリロングウェに比べると大分都会で、大規模なショッピングモールや近代的な高級ホテルもある。
しかし逆に町が広い上にどこも人通りが少なく、当然ながら治安は悪いので、旅行者としては徒歩ではなくタクシー移動が基本になり、その意味では歩きにくく不便な町だ。


タクシー移動が基本にもかかわらず、しかし、私と日本人氏はバスターミナルからそれぞれが泊まる予定の宿まで方向が同じだったので歩いて行くことにした。地図上では結構近いはずだったのだ。
薄暗くなりかけた人気のない道を歩いていけども、なかなか目的地に着かない。途中からかなり不安になってきて小走りに。
ちなみに私はヤバそうなエリアを通過せざるを得ない時は必ず荷物を抱え込んで小走りすることに決めている。犯罪抑止効果がどれほどあるのか分からないが、個人的には焦っていることが明るみに出てしまうデメリットを、襲いにくさが上回るのではないかと愚考している。

そんなこんなで無事目的のFairview Hotelに到着。
Tripadvisorで19ホテル中16位というレベルの低さだが、都会であるルサカでは上位は高級ホテルになってしまうので仕方ない。
値段は60ドル程度とアフリカ的には中級だが、管理はひどいもので1室目はエアコンが故障、2室目はトイレが流れない、3室目はリモコンが紛失、4室目は窓が閉まらず、5室目でやっと部屋に落ち着くことができた。決してオススメできない。


その後別の宿にチェックインした日本人氏とメシに。
世界一周ではなく、東南アジアにしばらくいた後、タンザニアからアフリカ入りし、キリマンジャロも登ったとのこと。キリマンジャロ、懐かしい。また登りたいとは思わないが。

長時間移動の後のMosiビールはやはり当たり前のようにうまかった。
今回の旅のゴールのVic Fallsまではもう少し。


ザンビア旅行記:マラウィ→ザンビア国境越え