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鹿の島にて
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イル・オ・セルフ

モーリシャス最終日、午後のヨハネス行のフライトに間に合うように、午前中タクシーをチャーターしてイル・オ・セルフ(Île aux Cerfs=鹿の島)に行ってみた。モーリシャスで最も有名な観光地とされているが、物売りがウザい、全然きれいじゃない等の酷評も耳にする所ではあるのだが・・・


北西部の町からイル・オ・セルフには1日ツアーで行くのが一般的だが、自前の交通手段さえ確保できていれば午前中だけで帰ってくることも時間的には十分可能。Trou aux Bichesから1時間ほどの道中、窓の外を素朴な田舎町やヒンズー教の寺院、さとうきび畑や荒々しい山々が通りすぎていく。美しく平和な南の島の光景そのものだ。

モーリシャス本島からイル・オ・セルフにはボートで移動する。
眩しい陽光の下、エメラルドグリーンの海原を白いカタマラン船がいくつも波しぶきを上げ、帆をはためかせてて走る。


イル・オ・セルフ自体はLe Touessrok Hotelという高級ホテルの私有地で、島へのボートもホテルの前を通る。このあたりは北西海岸よりも海はきれい。


島は予想よりも大きく、物売りもそれほどしつこくはない。ボートジェッティーから少し歩くと、ほとんど無人の美しいビーチが続いている。海の透明度はモルジブ程ではないけど、モーリシャスで見た中では最もきれいな部類。


イル・オ・セルフは二つの島が対になって構成されていて、島の間が浅くて流れが速い海峡になっている。簡単に泳いで渡れるのだが、海流が非常に速いため普通に泳いでると下流にどんどん流されてしまう。

昼食後、一人本島までボートで送ってもらい、待っていたタクシーの運転手に空港まで送ってもらう。空港までは30~40分。

上空からのル・モーン

ヨハネスブルグ行の便は定刻どおりに出発した。
飛行機は離陸するとモーリシャスの東海岸の上空を旋回して南西に向かう。西海岸に差し掛かった飛行機の窓からはLe Morneが見えた。