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Trou Aux Biches
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今夜のホテルがあるトゥル・オ・ビッシュ(Trou Aux Biches)はポートルイスから北に15キロほどの北西海岸にあり、ポートルイスからタクシーでMUR500(言値800)。トルオービッシュのすぐ近くにあるグランベ(Gran Baie)の方がメジャーだが、トルオービッシュの方がビーチがきれいそうだったのでこっちに決定。

なお、モーリシャスのリゾートの分布をざっくり総括すると、Four SeasonsやOne & Only等の高級ホテルは東海岸や南部に多く、北と西海岸は割と大衆的という位置付けらしい。

クリスマスシーズンだったせいもあってモーリシャスのホテル価格は異常に高騰していて、海沿いの高級ホテルは最低1泊4~500ドル、一部の有名ホテルはスイートじゃない普通の部屋でも1000ドル以上し、とてもバックパッカーの宿泊する価格帯ではない。とはいえ折角モーリシャスに来てビーチに行かないのもアレだし、ということで安めのリゾートを探すが1泊100ユーロ以下は皆無。仕方なくトルオービッシュで2番目くらいに安かったLe Palmiste Resort(1泊120ユーロ)に滞在することにした。


ホテルは海に面しておらず、海岸まで徒歩3分くらい。従業員の対応や施設のレベルは中級リゾートといった所。アフリカ本土だったら高級ホテルの部類だろう。


チェックインを済ませ、早速海に行ってみる。
しかし曇り気味なせいかなんとも海の色が冴えない。
ビーチもパラソル・デッキチェア屋や物売りがウロウロしていてかなり雑多な感じで、世界的に有名なリゾートというイメージとあまり一致しない。


日がさしてきたら若干ビーチもきれいに見えてきた。やっぱり天気は大事。
プライベートビーチではないので、物売りや観光客がウロウロしていて庶民的な雰囲気だが、慣れてくるとこれはこれでリラックスできてよろしい。

海の透明度はTrou aux Bichesに限ればそこそこといったところ。透明度を重視する人は多少がっかりするかも。


アフリカでよく見かける火焔樹(Flame Tree)。燃えるように真っ赤。
ジャカランダと並んでお気に入りの木。


ホテルの近所のレストランで夕食。エビのガーリック炒めが超絶油っこかった。
非常に蚊が多い。


◆◆◆

Trou aux Biches二日目の午前はビーチで泳ぐことにした。
冬至を過ぎたばかりなので、南回帰線より少し北にあるモーリシャスは太陽がちょうど真上にあって日差しが強烈だ。今は雨季だが今日は朝から空は晴れ渡り、海の色も昨日より遥かに鮮やかできれい。透明度はそこまで高いわけではないけど、誰でも入れる公共ビーチということを考えると、これでもなかなか十分。


モーリシャスといえば、モルジブ、セイシェルと並ぶインド洋のメジャーリゾートだが、正直ビーチに関して言えばわざわざ日本から来る価値はないと思う。海の透明度やプライベート感はとてもモルジブには及ばないし(同じインド洋でいえば、ザンジバルにもビーチは負けてる気がする)、ホテルもそれなりに高いし、街並みも雑多だし。フランス人がフランス語で過ごして植民地気分を味わうリゾートというのが正しい位置付けなのではないだろうか。

ビーチから南方を望むと、南部の山々の険しい頂が遠くに見える。
行ったことないけど、タヒチのボラボラとかはこんな感じなんだろうか?
そういえば、モルジブやタヒチでは定番の水上コテージがモーリシャスにはなぜかないが、法的な障害があるのかもしれない。日本でも水コテは法的に難しいかもしれない。