モロンダヴァを出発して2時間ほどで、昼頃にキリンディ森林保護区に到着。
公園内で1泊して夜か早朝(キツネザルの活動時間帯)のツアーに参加するのが一般的なのだが、日程の都合上筆者は昼間のサファリのみ。
早速ツアーに出発し、ガイドについて森の中に入っていく。
フランス人の4人家族と一緒。
足元には蟻の穴が多く、巨大な蟻が大量にウヨウヨといる。
毒々しい色のムカデ。沢山いた。
ヘビ。ロッジの部屋の中にも出るらしい。
マダガスカルには毒蛇はいないとのこと。
しかし、歩いても歩いてもムカデとかトカゲとか鳥とかヘビばかりで、キツネザルの姿が全然見えない。
この時間帯はキツネザルは暑くて寝ていることが多いことは知っていたが、やはり昼間のツアーのみは無謀だったか。やや意気消沈気味で、ムカデと蟻を避けながらトボトボと歩いていく。
ツアー中唯一盛り上がったのがこの「オス」のバオバブ。リアルすぎる。
フランス人一家は仲良く爆笑して写真を撮りまくってた。さすが文化が違う。
きっとテレビのラブシーンで茶の間が凍るとかもないんだろう。
そのうち雨が降ってきたのでロッジに退散。
相当激しいスコールが降る間、ランチを食べ、ビールを飲みながらやりすごす。
南ア駐在という日本人夫婦の旅行者がいたので少し話したが、やはり治安で苦労されているとのこと。
目当てのベローシファカが見られずがっかりしてると、ガイドも申し訳なく思ったのか、ロッジの周りの木を探し始める。
すると、
いた!
木の上にベローシファカがいるではないか。
雨が降って涼しくなったから出てきたのか、雨で目が覚めたのだろうか。
白くて可愛いなー
雨で濡れたせいか、風呂上りのネコみたいに毛が薄い感じに見えるが、まあよしとしよう。
ジャンプする瞬間
こっち見んな的な視線
ん~~~?
シファカといえば地面を2足で横っ飛びすることで有名だが、あれは本来木から木へとジャンプして移動するシファカは地面の歩き方が分からないので、木が伐採された土地ではああなってしまうということらしい。
キリンディーでは木が豊富にあるので横っ飛びは見られないとのこと。
一応他のキツネザルも若干いました。
本当は他にも色々な種類のキツネザルが見られるらしいが、今回は縁がなかったということでまあよしとしよう。