Macy's Thanksgiving Parade, NY |
窓から見下ろしていると、ハローキティやピカチュウ、カンフーパンダ、チャーリーブラウン等の巨大なフロートが、後ろ姿を見せながら6th Av.を下っていく。
37階の自宅からは遠い後ろ姿しか見えないので、折角だし通りに降りてみることにした。
アパートの前は隅田川花火大会並みの人混みで、当然ながら通りもブロックされて横断禁止になっている。
全く気付いてなかったが、何日か前から柵の木材が積み上げてあったのはこのためだったらしい。
地上から見ると、どのフロートもビル数階分の高さがあり、呆れるほど大きい。
その巨大な風船を数十名の牽引係が引っ張っていく。
フロートにされているのはアニメのキャラだったり、割と可愛げのある造形のものが多いのだが、大きさと可愛らしさが反発し合い、なんとも言い難い奇妙な景観を作り出している。とりあえず景気よく大きいものを作るあたりがアメリカ的というべきか・・・・
ちなみにパレードには客寄せパンダ的に有名人も参加している。
見つけたのはFlo Ridaやウーピー・ゴールドバーグ、Cody Simpson等。
正直遠すぎて分からないのだが、有名人が来ると周囲のアメリカ人達が騒ぎ出すので嫌でも気付かされる。
フロートや有名人以外にも、普通の山車や、ブラスバンドや衣装を着てのダンス等もある。
どうしてもフロートに比べると地味だが、こちらも結構本格的。
フロートは後から後からエンドレスに押し寄せる。
マックのドナルドだったり、アフラックのアヒルだったり、よく分からないイモムシだったり、何でもアリである。
ちなみに歓声の大きさから判断すると、一番人気はバズ・ライトイヤーだった。
それにしても大変なコストと手間のかかったパレードで、とてもあの(ショボい)Macy'sがスポンサーをしているとは思えない完成度とスケールだ。それだけアメリカ人にとってThanksgivingは重要なイベントなんだろう。
段々と飽きてきた頃に、クリスマスっぽいフロートとサンタが出てきて、季節のバトンを渡して終了。
Thanksgivingが終わるとセールが始まり、アメリカは一気にクリスマスに向けてホリデーシーズンの空気に包まれる。