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Caye Caulker
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ベリーズシティーからキー・カーカー(Caye Caulker)へはボートで約1時間。
キー・カーカーは周囲数キロの小さい島で、サンペドロ等と並ぶベリーズの主要なリゾート地の一つだが、サンペドロが若干up marketなのに対して、キー・カーカーは専らバックパッカー向きの位置付けとされる。ブルーホール等、周辺に有名なダイビング・スポットがあることでも知られる。




島に近づくと海が瑪瑙色に近づいていく。
岩や海藻や漂流物が多く、自然にあまり手が加えられてない印象を受ける。


キー・カーカーには舗装道路も車も存在しない(電気カートのみ)。

安宿風のカラフルな建物が立ち並ぶ。
安リゾートっぷりに若干気持ちが萎えかけたが、これはこれで長閑でいいかもしれない。
ゴアとかスリランカのヒッカドゥワとかピーピー島に近い空気を感じる。





一応ホテルに予約メールを入れておいたのだが、指定していた部屋が空いておらず、空いていた部屋はとても泊まる気になれないようなレベルだったので、気を取り直して島の中心まで戻って足でホテルを探す。Walk inで宿を探すなんて実に久しぶり。

4軒程回って相場がグアテマラより高いことを実感したあたりで、結局歩き方にも載っているBarefoot Caribeに泊まることにした。海も見えるし、場所も便利で安いし、結果的にはよかった。それにしてもキーカーカーにはBarefootなんとかというホテルが何軒もあって紛らわしい限りである。


ちなみにキー・カーカーはビーチを楽しみに来るところではない。
泳げるスポットは島の北端しかなく、それもコンクリ堤防の脇で温泉みたいにつかるだけで、およそ砂浜は存在しない。

地元民ならともかく、外人はわざわざこんな所まで来て、ショボい海に浸かっていて楽しいのだろうか?という疑問を禁じえない。意外と長期滞在の外人ツーリストが多いのだが、やはり彼らは感覚が違うのだろう。もっと近くてきれいなリゾートがあるだろうに。


疲れたので一眠りして起きたらちょうど夕暮れ時だったので、夕日を観に行った。
島の裏側では、とてもゴージャスな夕陽が見られる。


その足で夕食へ。
目をつけていたホテルの近所の店に入ったら見事な観光地プライス。NYより若干安いくらいであまり変わらない。瓶ビールは相変わらずナプキンが巻かれて出てくる。ハエ除けなのかもしれない。



シュリンプカクテル。
アボガドのソースが美味。


ちなみに食事中に停電したので、以降はロウロクの火を頼りに食べることに。

キーカーカーはロブスターが安いらしい、ということで期待してたのだが、この店ではちゃんと30ドルくらいした。NYでも一皿50ドル出せばちゃんとしたレストランでボリュームあるロブスター料理が食えることを考えると全然安くない。味はよかったけど。ちなみにこの後入った他の店では10ドルくらいでロブスターを出してたので、この店が高かっただけかもしれない。


食後、夜のキーカーカーを散歩。暗くて涼しくて、のんびりしていい感じ。
外人リピーターや長期滞在者が多いのも分かる気がしてきた。


ブランコに乗りながら飲める(バースツールのかわりにブランコになっている)ことで有名らしいバーに入ってみる。意外と腹筋を使うのであまり酔えなさそう。

◆◆◆

翌日は帰国日。
飛行機は夕方なので、午前中はキーカーカーをぶらぶらして過ごした。


コンクリ堤防脇の温泉状態の海。島の実質唯一の海水浴スポット。
こうやって一部だけ切り取るときれいなんだけどなー


島の裏側にはやや南国っぽい風景が広がってる。
しかしやはり砂浜はない。


ビーチがないから外人は何もない固い砂地で日光浴w
日本人的にはこんな所で寝て何が楽しいのかよく分からない。


向かいの島。ここもビーチはない。


キー・カーカーの目抜き通り。
舗装もなく、車もなくて素朴でのんびりしている点は高く評価したい。


ホテルをチェックアウトして、12:00のベリーズシティー行のボートに乗るためにJettyに向かう。
視界が開けていて気持ちいい。
ボートは時間通りに到着し、1時間かけてベリーズシティーに戻る。


ボート乗り場から空港まではバスがなく、タクシーで30ドル。
非常に小さいベリーズ・シティの空港(おそらく南北アメリカ大陸各国の最大の都市の主要空港としてはトップクラスの小ささだろう)から、ユナイテッド便でニューアークに向かう。
夕暮れの中、カリブ海に浮かぶ幾多のサンゴ礁が眼下を遠ざかって行った。