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Discovering Columbus
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現代美術作家の西野達によるインスタレーション"Discovering Columbus"を見に行った。
コロンバスサークルの中心に建つコロンブス像をリビングルームで包んでしまうというもので、以前、シンガポールビエンナーレでマーライオンを囲ってホテルにしていたアーティスト、と言えば思い当たる方もいるかもしれない。
入場は完全予約制だが、人気らしく、かなり先まで予約で埋まっていた。


コロンブス像の高さは21メートル。
像を包むリビングルームを支えるためかなり高くまで土台が組まれていて、外観は殺風景な足場のようだ(この足場のせいでTime Warner Centerのレストランからのセントラルパークの眺望が妨げられていて大不評らしい)。

工事現場のような階段をビル6階分程登ると、唐突に瀟洒なリビングルームが現れた。
部屋の中央のコーヒーテーブルの上にはコロンブスが屹立する。


マーライオンホテルのような強烈な違和感や異物感を期待していたが、家庭感覚では巨大ではあるものの、コロンブス像は意外なほど部屋に馴染んでいた。こうしてみると、ちょっとでかい置物みたいな感覚で、それほど違和感はない。

インテリアは、作者のニューヨークの上流家庭のリビングのイメージに合わせてBloomingdale'sが手配したもの。
Samsungのテレビがスタイリッシュでかっこいい。日本の電機メーカーもデザインを頑張って欲しいものだ。


オリジナルの壁紙には、マイケルジャクソン、マクドナルド、モンロー、プレスリー等、作家が思い描くアメリカのアイコンが手書きで描かれている。


コロンバスサークルの上空に、普段はあり得ない角度からの眺望が開ける。

◆◆◆

この後はコロンビア近くのPourhouseに大統領選のDebateを観に行った。
バーは民主党一色。オバマ大統領は前回の精彩を欠いたパフォーマンスを挽回し、ロムニーは相変わらずスムーズに話す。二人もハーバードのロースクール出身(ロムニーはMBAとのダブルメジャーだが)。それにしても実に弁護士が多すぎる世の中だ。この上自分自身を追加して何になろう?