Seven Mile Bridge, FL |
フロリダ半島の先端にあるキー・ウエストはアメリカ本土で最南端の町だ。
キューバとはわずか90マイルしか離れておらず、160マイル離れたマイアミより遥かに近い。
Miami Beach滞在中の週末を利用して、そのキーウエストまで行くことにした。
レンタカーで片道約4時間のドライブ。途中、有名なSeven Mile Bridgeも通るので景色に期待していたのだが、道の大部分は海が見えない内陸のハイウェイで、沿道はモーテルとファーストフード店ばかりの味気ない光景が続く。
Seven Mile Bridgeも、高さがあまりなく道沿いに電柱が並んでいるせいか、特に景色が素晴らしいわけではなく(Topの写真がベストショット)、期待が大きかっただけに若干落胆せざるを得なかった。元々海の上にかかる長い橋というジャンルは好きで、これまで行った事のあるバーレーンとサウジアラビアを結ぶKing Fahad Causewayや、キューバ本島とCayo CocoやCayo Santa Mariaを結ぶ海の道等はどれも素晴らしかっただけに、セブンマイルブリッジは残念だった。正直、景観は大したことないのに、アメリカにあるから有名になってしまっただけなんだろう。
というわけで少しテンション下がり気味でキーウェストに到着。
椰子とバンヤンツリーの街路樹が繁茂する合間から、ポーチを持つカラフルなコロニアル様式の木造住宅が覗き、とてものどかで可愛らしい街並みだ。同じフロリダ州内でもマイアミとは全く風景が異なる。
ただし駐車場はなく、ホテル前の通りは駐車禁止なので、近くの路駐可能な通りに停めるか(空いているロットを見つけるのはなかなか大変)、有料駐車場を利用するしかない。キー・ウエストに着いたら車はほぼ必要ないし、道中の景色も特によい訳ではないので、マイアミからキー・ウエストに来る場合はバスか飛行機の方が正解かもしれない。
それにしてもキー・ウエストの街並みは緑が多く、のんびりしていて魅力的だ。
南部特有のコロニアル様式も味があってよい。ヘミングウェイがここに自宅を構えたのも頷ける。
中心街もシルバー層とファミリー客が多く、非常にリラックスした空気。
町ごと観光地かつリゾートだからか、街並みの統一感があるせいか、まるでテーマパークのような小奇麗さと気楽さが並存している。
町の中の至るところで名物のコンク貝のフリッターが売っている。
巻貝で味は重め。貝だけに結構食あたりする場合もあるらしい。
Duval StreetのBagatelleでランチ。
運転の後だからか、オープンテラスで飲むビールは最高にうまい。
シーフード中心で、味はまあまあ。
◆◆◆
夜のキーウエストは、ほろ酔い加減の観光客がフラフラ、ウロウロとバーホッピングやクラブ巡りをしており、更にお気楽なムードが漂う。マイアミよりこっちに滞在した方が楽しそうだが、あまり長居すると脳ミソが溶けてなくなりそうである。
Duval Streetから一本離れた通りにある、老舗のGreen Parrot Bar。
決してヒップではないが、ローカル感満載で、ライブ演奏もあってチルアウトするにはいい場所だった。
マイアミ旅行記⑤/セブンマイル・ブリッジをドライブしてキー・ウエストへ