Miami Beachであまりに出不精な生活を送っていたので、一念発起して本土側のMiami市にも行って見た。
まずはランチを食べに、他の旅行者のブログで気になっていたスペイン料理のCasa Juanchoに行ってみることにした。
あまり治安がよくないとされるリトル・ハバナに程近く、South Beachからタクシーで$30ほど。
この店は期待以上によかった。
Zagatの評価は24とそこそこだが、点数以上に料理の質が素晴らしく、東京で食べるうまいスペイン料理と同等かそれ以上かもしれない。しかも値段はリーズナブル。SoBeから往復のタクシー代を払ってでも来る価値はある。特にガリシア風のタコがおすすめ。
食後、レストランの界隈を歩いてみた。
治安がよくないエリアとされるが、確かに真昼間にもかかわらず人も車も往来が少なく、時折浮浪者・失業者風の黒人が歩いているくらいで、お世辞にも安全な雰囲気とはいえない。
キューバ系移民が多いことからLittle Havanaと呼ばれているが、いかにもアメリカの大都市近郊的な低層の建物が続き、朽ちかけた重厚なスペイン風の建物が本物のハバナの街並とは似ても似つかない。むしろ、ヒスパニック系の住民が集まる無個性な郊外の住宅街といった方が正しい印象かもしれない。一応マイアミの観光地の一つとされているが、特筆すべき点は全くない気がするので、あえて足を運ぶ価値はないように思う。
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タクシーでベイサイドにあるBayside Marketplaceに移動。
モールでビールを飲んだ後、Freedom Towerや中心部の高層ビル街を見に行く。
こうしてみると、マイアミ中心部は本当に見所が少ない。アメリカの大都市なんてどこもこんなものなのだろうが・・・マイアミに行くなら、やはり本土側のMiami CityよりSouth Beachに限るだろう。
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後日、NYに旅立つ際に上空からみたMiami City。
こうしてみると、なかなかドラマティックで魅力的なロケーションの街ではあるのだが。
/マイアミ旅行記④:マイアミ・シティ/