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ナイル川クルーズ
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キャンプで昼食後、今度は船でナイル川をさかのぼってマーチソン・フォールズに向かう。
カメラも乾燥し、なんとか電源が入るようになったものの、シャッターが故障したらしく、シャッターを切ることができない。ただし、色々いじってみるとなぜかISO設定ボタンや画像表示ボタンを押した直後にシャッターを切ると普通に撮影できることが判明。原因はよく分からないが姑息的にこの方法で撮影することにした。しかしめんどくさいなぁ・・



船は2階建てで、屋根のない2階は日差しが辛い。
途中、カバやワニが時々現れては過ぎていく。



マーチソン・フォールズが見える地点まで来ると、船はあまり近付けないらしく、遠巻きに眺めて引き返した。途中、ヘミングウェイの乗った飛行機が墜落した場所の標識があった。

ヘミングウェイは、奥さんへのプレゼントとしてウガンダ上空を遊覧飛行してたところここに墜落し、幸い無傷だったものの野生動物に脅かされながら恐怖の一夜を過ごし、さらに翌日に出国のためにエンテベから別の飛行機に乗ったところ、その飛行機も墜落して今度はヘミングウェイも重傷を負った。立て続けに乗った飛行機が墜落するという有名なエピソードだが、この事故のせいでヘミングウェイはその年に受賞したノーベル賞の授賞式に出席できず、またその後ヘミングウェイの体調は完全には回復せず、事故の7年後に自殺してしまう。その意味で、ヘミングウェイの晩年に暗い影を落とした事故だった。

脱線するが、ヘミングウェイゆかりの観光地というのは本当に色んな所にある。キューバのハバナではヘミングウェイが通ったバーと家があるし、キーウエストにも6本指の猫が沢山いる自宅があり、パリのリッツにはヘミングウェイの名を冠したバーまである。マドリードにもヘミングウェイ行きつけの店として有名なレストランがあったような。なぜここまでヘミングウェイ関係の場所ばかり観光地になるんだろうか。ガルシア・マルケス行きつけのレストランとか、ソルジェニーツィンお気に入りのバーとかあってもいいのに。


汚染によるものか、異常に大量の泡が発生している。



カバやワニや岸辺のゾウを眺めつつクルーズは終了。
大したものは見れなかったが、やはり水辺と船はよい。
夕闇の中キャンプに戻る。