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エジプト航空・・・
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Cairo, 2003
気付いたら、エジプト航空にアフリカ行の航空券が勝手にキャンセルされていたので、以下経緯。

端緒

事の発端はチケット購入時に遡る。
冬のアフリカ旅行のチケットを探していた折、NYからナイロビinヨハネスブルグoutのチケットで一番安かったエジプト航空に決めたのだが、いざエジプト航空の公式サイトでチケットを購入しようとした時、カード情報をSubmitした後の決済画面でpayment deniedの表示が出た。Try another payment methodとのこと。

経験上こういう場合は実は決済が通ってることが多いからしばらく待ってみたが、1時間くらい経っても確認メールは来ない。これは本当に通らなかったのだと思い再度同じカードでトライ。今度はうまくいき、一件落着と思ってたら、数時間後に予約確認メールとe-ticketがご丁寧に各2通届いた。

・・・明らかに最初の決済が実は通っててダブルチャージされてるパターンなので、サイトの決済システムのひどさに憤慨しながらエジプト航空のNYオフィスに電話すると、実に様々な部署を盥回しされた挙句、担当者不在&留守電一杯で一方的に切られる。ぐっとこらえて電話をかけ直すこと数回、やっと担当者につながった。

担当者は飲み込みが悪く、状況を理解させるのに約20分ほどかかった。しかも、本当お前のミスで2度買ったのかもしれないと言い出す始末。冗談じゃないとこちらが怒ると、今度はなぜか逆ギレしてくる。

数回の電話とメールのやりとりの末、2枚予約されてしまったチケットのうち1枚をキャンセルして、キャンセル料を引かずに返金することで話が付いた。しかし、彼らのあまりの実務能力の低さにさすがに心配になったので、
  1. そちらのサイトの決済システムのエラーのせいだからキャンセル料は引くな。
  2. 2枚のチケットのうちキャンセルするのは1枚だけ。もう1枚は必要だからキャンセルしないように。
  3. キャンセルすべきチケットとキャンセルしてはいけないチケットの各E-ticket番号
と、メールで太字で念を押しておいた。

カード明細

それからしばらく経った、期末試験の前々日の午前4時。
人生で一番勉強以外のことがしたくなる時期ということもあって、カードの明細の整理をしていた。
エジプト航空のチケットを買ったカードの明細を確認してたら、確かにチケット代金は2枚分チャージされている。もう返金されたのかと思って確認して見てみると、こちらもどういう訳か2枚分返金されてた。

正直、「もしかして迷惑料として多めに返金してくれたのかな?」と考えなかったこともない。明け方だったせいもある。

ふと我に返り、すぐにエジプト航空の予約管理サイトで確認してみると、予想どおり該当する予約なし。危惧したとおり、2枚ともキャンセルされていた。更にはあれほどしつこくキャンセル料を取るな、と念を押したにもかかわらず、合計500ドルもキャンセル料が引かれてる・・・およそ信じがたいボンクラっぷりである。

一通り怒り狂った後、まずはキャンセルされてしまったフライトを再度押さえる為に、フライトの空き状況を調べてみたら、エジプトの最近の政情もあってか席はギリギリ空いていた。しかし、チケット代が前より550ドルも値上がってる。仕方がないので、差額を絶対に補償させる決意をあらたにしつつ再度チケットを購入。

ひとまずチケットを再度確保した上で、エジプト航空の担当者に怒り心頭のメールを送信。

あれだけ繰り返し注意したのに、こんな基本的なミスをする人間がいるなんて信られない。キャンセル料も取るなと言ったはず。そちらのシステムエラーのせいで客からキャンセル料を取るなんてありえない。再度チケットを取りなおしたから、キャンセル料500ドルとチケットの差額550ドルの合計1050ドルを直ちに返金せよ。」云々。

予想外の素早い対応

ひとつだけエジプト航空にいい点があったとすれば、対応が予想外に早かったこと。
どうせ返金でも揉めることを覚悟していたが、きつめのメールが奏功したのか、日曜明け方にメールを送ったところ、同日の深夜には謝罪メールが来て、月曜朝一で1050ドル(キャンセル料500ドル+チケット値上がり分550ドル)の返金手続きが完了した旨の連絡が来た。

まとめ

今回はカードの明細を見てたから気付いたが、見てなかったらJFKで追い返されて飛行機に乗れなかったと思われる。また、メールで証拠を残しておいたからよかったものの、口頭の指示だけだったら確実にシラを切られていたはずだし、もし空席がなければリスケを余儀なくされていたに違いない。チケットの安さとスタアラということで今回はエジプト航空を選んでしまったが、おそらくもう二度と利用しないだろう。

Cairo Airport, 2003