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砂の惑星
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雨のルクセンブルグから、アフリカ沖の島国・カーボベルデへ。
なぜゴールデンウィークの旅行にこんなマイナーな場所を選んだのか、最早覚えていないのだが・・




最初の目的地のボア・ビスタ島は平らな乾燥した島で、ビーチを目当てにヨーロッパからのリゾート客が訪れる。面積は東京23区と同じくらいだ。

大陸からサハラの砂が飛んでくるのか、晴れているのに島の上空の空気はスモッグのように濁っている。
そしてスモッグの底に降りていくと、赤茶けた砂漠に覆われた島が姿を現す。





空港で4WDのレンタカーを借り、ホテルへと向かう。
島には4軒の大規模なリゾートがあるがどこも1泊100ドル台とリーズナブルで、イギリスやベルギーあたりの労働者階級の宿泊客が多い。天涯の島国は安価なリゾートでもある。




ホテルの前のPraia de Chaves。一面のなだらかな砂丘が海へとつながる。
砂塵混じりの空は微光を孕み、ヴェールがかかったように曖昧で、まるで地球ではない別の惑星のようだ。